OLD TO NEW diary
by old_tonew
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東京国立博物館にて
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私の師である鎚舞先生は、東京国立博物館・法隆寺宝物館に常設展示されている、法隆寺献納宝物国宝金銅灌頂幡の展示複製を制作された方です。

今回博物館でCGの超高精細映像により三次元空間を移動しながらあたかも中に入り込む様なバーチャルリアリティコンテンツなるもので紹介されるということなので拝見してきました。

同時上映として東大寺法華堂の同じく国宝・不空羂索観音立像宝冠についても上映され、最近宝冠復元の仕事に携わらせてもらっていたのでこちらもとても興味があります。

〔手前が法隆寺に献納された灌頂幡
奥が先生が複製されたもの〕


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映像はこんなに間近では肉眼でも見えないかもしれない、というところまで360度から迫りくまなく施された見事な透かし彫りや毛彫り細部に至るまで細かく映し出され、献納されたであろう人物やその時代背景もナビゲータの方に教えてもらいました。

当時の再現として法隆寺の空に舞う雄大な姿も映し出され、見応えのあるものでした。
先生が彫りを施されている場面も出て来たし!



しかし、やはり実物の迫力にはかないません。それはそれはもう見事です。
法隆寺宝物館に展示されている灌頂幡は先生が3年の歳月をかけて当時の製法を踏まえて制作されたもの。残念なことにまだわたしが京都の工房で働く前だったため目近にはしていませんが、先生のお話を直接聞けてその技術を目の当たりに出来るのはとても幸せなこと。
また色々聞きたくなりました。
by old_tonew | 2010-12-18 23:18 | journal
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