OLD TO NEW diary
by old_tonew
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sticth by stitch
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納品と新作の打ち合わせでchumさんへ。chumさんは目黒にあるので、前から気になっていた庭園美術館の展示も見にいくことにしました。ろみさんとはいつもものすごく話が盛り上がっていつまでも話してしまうので、先に見に行くことに。
Stitch by Stitch 針と糸で描くわたし、です。

刺繍好きとしては何としても見たいと思っていました。
手で作るものには何にでも興味がありますが、特に刺繍はその色とりどりな美しさが自由で何かと制限のある金属を扱っていると目に眩しく映ります。
刺繍、という字面も好きです。

Stitch=針を運ぶこと。すなわち刺繍なのですが、所謂伝統工芸的や手芸と言った作品ではなく、自身の表現の為に作家が選んだ手法として作品が展開されていました。
滞在した町の地図にその土地で手に入れた糸、ビーズ、レシート、パッケージなどを使って歩いた道に刺繍を施していく作品や、あえて刺繍の裏側が主役の作品などのなかで印象的だったのは奥村綱雄さんの「夜警の刺繍」
実際に夜警の仕事をしながら小さな警備員室でそれはそれは緻密な点を指し続けた作品。
手垢でくすんだその作品は小さいながら迫力がありました。警備員服や、制作風景の写真と合わせてみるとどことなくユーモラスというか・・・

c0151506_1515896.jpgあいにくの天気でしたが、雨も似合う庭園美術館そのものも好きでよく訪れます。
晴れていたら庭ですこしぼーっと座り込みたかったんですが。



Stitch by Stitch
東京都庭園美術館 ~9/27迄 http://www.teien-art-museum.ne.jp/
刺繍が入った洋服を身につけていくと100円引きで入館出来ます。
わたしは刺繍のブレスレットをしていたので偶然にも割引きしていただきました。




httpp://www.old-to-new.com
by old_tonew | 2009-07-21 22:54
ピクティッシュ・アニマルの指輪
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先日、指輪に彫刻機で模様を入れたいという御注文がありました。
指輪に入っている模様はスコットランド人の直接の祖先だとも言われるピクト人が描いた模様だそうです。
ピクト美術の強い影響を受けた中世アイルランド文化のアイコンのように扱われてきたそうですが、皆さんは何の動物かわかりますか?

彫刻機にかける前にパソコンで図柄から線データに起こします。線をなぞりながら、これは一体何を表しているのだろう?と不思議でしたが、左は象、右はタツノオトシゴだそうです。

象形文字やこうした古い図柄というのは多種多様ですが、どれも印象的ですね。
シンプルなリングが、思い入れのある模様ひとつ入れることで特別なものに変身するのも素敵なことです。
by old_tonew | 2009-07-10 23:23
DIALOG IN THE DARK TOKYO
c0151506_23435260.jpg『目以外の何かで、ものをみようとしたことがありますか?』

これは今外苑前で開催されている体験型イベントのコピーです。昔からお世話になっている先輩に誘って頂いて行って来ました。

参加者は完全な暗闇の中、白杖を頼りに視覚障害者にアテンドされて進みます。道を歩き、橋を渡り、家にお邪魔し、バスを探し、お店に入って一杯飲んで休憩し、トンネルをくぐる。

全てが暗闇の中です。初めは恐怖が先に立って足がなかなか進みませんでしたがみんなで情報を伝え合い、助け合うことで初めて会った人の間にも信頼が生まれて来ます。

アテンドの方はもはや暗闇の中で見える眼を持ってるかのように自由に、そして適確に動かれます。わたしたちの区別も声だけで完璧に方向を知り導いてくれます。

衝撃的な体験でした。目が見えない世界は想像していたものと全く違いました。
もっと触覚に頼り手探りで進むのかと思っていましたが、研ぎ澄まされたのは聴覚と嗅覚。
水が流れる音で方向を知り、人の息づかいで距離を知る。匂いで場所の変化を知る。
普段洪水のように受け止める視覚情報ばかりが際立って捕らえてることに驚かされます。

また、終了後先輩と見取り図を描き合ったらその違いにも驚きました。
100人いれば100通りの見取り図が出来上がるそうです。
本当に自分の感覚が試され、感覚が研ぎ澄まされ、感覚だけが頼りの世界です。

このイベントは1989年にドイツで生まれ、全世界で600万人以上が体験し日本でも4万人以上が体験しているそうです。
まだ体験されてない方は是非、体験されることを強くお勧めします。
是非、行ってみてください!

ダイアログ・イン・ザ・ダーク TOKYO
www.dialoginthedark.com



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by old_tonew | 2009-07-08 23:57